「社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話」を読んだ

著者の大学生時代のお話は、私も歳が近いので非常に懐かしく、「エヴァの話には思わず吹き出してしまった。

私は大学生の時に、同級生にエヴァのビデオを一式預けられ、全部見ろとやられた方なので。まあ、それでハマってしまったのだけど。

私が居た研究室はロボットとかが専門だったせいか、インターネットの整備も比較的早く、当時流行っていた(?)NetMeetingとかで不夜城と化していたやっぱりちょっと変な研究室だった。

その研究室では、SunOSSolarisをいじっていたが、その時にHTMLとCGIに出会い色々できそうだなと思ったおぼえがある。

 

本を読んでて思ったのだけど、事件前のライブドアって業種はともかく私が思う会社に非常に近いんだなって。

今ではコンプライアンスなどなどで私物のPCやらなんやら持ち込める会社なんてそうそう無いと思うんだけど、こういう自由、ある意味自己責任ってのは、私は好きだ。

以前私が在籍した会社なんかは、外へ電話一本かけるのにさえ上司の許可が必要で、下手すると紙とペンしか持ち込めなさそうになったりして辟易していたこともあった。

いちいちホワイトボードなんてメモしてられないし、私としては面倒だから全部デジカメで記録しちゃえって感じだったんだけども。

 

ただ、それにしても当時のライブドアの平均勤続期間が、5ヶ月とはそれだけ聞くと大概だとは思うけど。

 

あと、マスコミの「ないことないこと」の報道の酷さを改めて感じた。

ライブドア事件前、私の地元に堀江さんが講演に来たので行ったことがあるのだけれど、すっかり信者扱いされ、当時在籍していた会社で私はずいぶん嫌な思いをした。

 

そういえば最近、「中国の方が食費が高い」という記事をネットでみた。

日本もここまで落ちたか、というより中国が成長したんだろうと思う。円安もあるだろうけど。

それに加えて日本はなんかこの本にも書いてあったけど今の日本は閉塞感がすごい。

それに、ちょっと人と違うことをやったりするとものすごく叩かれる。

そんな私もやっぱり叩かれるのは非常に怖いままなのだけど、本当はもっと色々やりたい思いはある。ただ、そこに躊躇なく飛び込めるかどうかが、分かれ目かなと思ったのだった。

 

この本を読んでいて思ったのだが、出戻りがあるのも不思議な感じ。

出戻りなんかすると白い目で見られそうな感じがあるのは田舎特有なものなのかも。

私は別にいいじゃんと思ってしまう方なのだけど。


他にも色々書きたいことはあるけれど、ま、この辺で。

 

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話

社長が逮捕されて上場廃止になっても会社はつぶれず、意志は継続するという話